さかなのたまご

釣りのウデもたまごレベル

初海外!マレーシア編⑤

 

昨日の記事の最後、ホテルの張り紙はアボガドじゃなくてドリアンでした...

アボガドは美味しいやつでしたすみません。

 

と言うことでマレーシア二日目です。

ガイドさんに言われた通り朝6時に釣りの準備をして集合しました。2人だけですが。

 

マレーシアは日本と1時間の時差があり、6時といっても外は真っ暗です。

まずは腹ごしらえということで、ホテル近くのフードコートみたいなところに朝ごはんを食べに行きます。現地の方がちらほら朝ごはんを食べていました。

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ローカルな感じがたまらなく良かったです。

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これが朝ごはんです。

めちゃくちゃ甘いミルクティーみたいなものといろんな具材が入って麺です。日本でいう油揚げのようなものやはんぺんみたいなもの、鯨肉のようなものが入っていました。

味は大変美味で、これから3日間ほとんど同じものを頂いたのですが全く嫌になりませんでした!

マレーシアの料理は日本人の舌に合うと聞きましたがなるほど納得です。

 

朝ごはんの後は、露店でおやつを買って今回のポイントであるベルシアレイクへと車で向かいました。

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色とりどりのおやつたち。

 

ベルシアレイクに到着すると、まずはエンジンやらお昼ご飯と飲み物が入ったクーラーやらをボートに積み込みました。

僕はボートからの釣りが初めてだったのでとてもワクワクしました。そんなこんなで朝焼けの中出航!

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トーマンの釣り方

 

ここでいきなりですが、僕がガイドさんに教えてもらったトーマンの釣り方を少し。(検索すればおんなじようなのがたくさん出て来ます😅)

 

  1. ブランドキャスト
  2. ボイル打ち
  3. ベビーボム

 

の3つです。

 

  1. ブランドキャスト

これはその名の通り、立木などの障害物周りやオーバーハングなどのトーマンがいそうなところにめがけてテンポよくルアーを打ち込んでいくスタイル。

 

2. ボイル打ち

ボイルとありますが、現地でいうボイルとは呼吸の事です。トーマンは呼吸のために水面に度々上がってくるのですが、これをめがけてルアーをキャストするわけです。

 

3. ベビーボム!

トーマンは子育てをする魚です。トーマンの稚魚は赤く、群れているのですが、その下には親トーマンが子供達を守るようにつきっきりでいます。当然稚魚も呼吸のために浮上するのですが、その様子が水面にパッと赤い円が現れるようでとても綺麗なのでボムなのかなーって勝手に思いました。

この稚魚ボールにルアーをキャストして親トーマンを怒らせてルアーにバイトさせるという釣り方です。ぶっちゃけネストを守るバスを怒らせるのとおんなじです。この釣り方は好き嫌いがとても分かれると思います。ただ、現地ではこの釣り方が主流のようです。

 

以上が釣り方ですが、お気づきになられた方もいらっしゃるとは思いますが、どれもキャスト精度がものを言う釣りです。2と3に至っては呼吸やベビーボムが出てからすぐさまその地点の50センチ以内にキャストする必要があります。しかもそれらが起こるのはボートのすぐ近くから、フルキャストして届くくらいかどうかなところまでさまざま...

もぐらたたきみたい。

 

ホントにキャストが大事!

普段ベイトリールを用水路のなまず釣りのためだけにしか使わなく、5メートルしか正確にキャストできない僕はのっけからつまずきまくり(笑)

多分ガイドさんが過去に案内した人のうちで一番キャストが下手だと思われます😭😭

ブランドキャストをしようにもオーバーハングなんて引っかかりそうでビビりまくり。(ほんとうに引っかかったらボートで取りに行けることにお昼くらいに気がつく(笑)以後結構大胆にルアーを奥に落とせるようになる(笑))

 

そんな僕にもビギナーズラックはあるもので。最初のヒットは開始30分くらいでした。ブラインドで流木が溜まるシャローエリアを流している時、船べりまでちゃかちゃか巻いて来たザラが突然消えました。何が起こったか分からず、次の瞬間にはロッドがバットから真下に曲がりました。

 

え、なになに、なんかかかった!

 

もうパニックで無我夢中でリールを巻き巻き!フルロックに近いドラグがミーンと出ていく!ガイドさんもなんか叫んでる!(笑)

徐々に見えてくる大きな黒い背中とその上に走る翡翠色のライン!

 

もうこの瞬間の事は一生忘れられないんだと思います。

 

そして船べりに寄せて来た姿は今までパソコンの画面の向こうでしか見たことがなかったまぎれもないトーマンでした。

凶暴な顔に似つかわしくない、いや、暴力的なルックスに神秘的な魅力をプラスするようにボディーに走る翡翠色のライン。本当に美しかった。

 

ああ、僕はなんてついているんだろう。

トーマンの神様ありがとう

 

 

 

とまで思ったのも束の間、まさかランディングに失敗するとは。

 

いや、何事も人のせいにしてはいけないのは重々承知の上で言いますよ。

 

ガイドさんがやっちゃった気がします‼︎😱

フィッシュグリップがあるのに使わず、何故か素手でランディングを試みたガイド氏。手を差し出た瞬間にフックでも手に触れたんでしょうね、アウチ!って叫び手を引っ込めるガイド氏。フックが外れたトーマン。バイバイトーマン...

 

これはほんとうにびっくり!唖然とする二人。しばらくしてから

アイムソーリー

ってガイドさん。

いやいや大丈夫!まだ始まったばかり!俺はついているな!

って泣きそうな心で笑って言う僕。

 

でも、正直こんな早くにコンタクトをもらえるなんて思ってなかったので、またすぐこの調子で釣れるでしょって思ってました。

ところがどっこいそれからはなーんの音沙汰もなし。

ボイルもベビーボムも出ない。

ひたすらブラインドで投げては移動を繰り返すだけ。

しまいにはガイドさんが僕にキャストの稽古をつけてくれました(笑)

日本で練習しとけってことですよね😂

 

とりあえずお昼ご飯にすることに。

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こんな感じのボートをつけておける場所で一休み。

写真のねこはボート上の僕たちのお昼ご飯を狙ってだいぶ無茶をするクレイジーキャッツ。しまいには泳いでボートに上がってくる始末。タフすぎる。

 

 

午後も良さそうなところをみつけてはブラインドで打って、それ以外は移動しながらボイルやベビーボムを見つけていくスタイル。

時折ボイルやベビーボムがあっても僕のキャスティングスキルのせいでチャンスを生かせずにいる。

素人目にも分かる悪循環!😱

 

ほんとうはベビーボムは打ちたくなかったです。ママトーマンに申し訳なくて。。

でもガイドさんの、僕に釣らせたい気持ちがひしひしと伝わりすぎるほど伝わって、しまいにはベビーボムをスルーしようとすると、

お前は釣る気がないのか!

と怒られ気味になる始末。

 

こりゃ早くどうにか1本釣らねば!

 

と頑張ってみるものの渋い渋い。

そんなこんなで午後6時になって初日は終了。

 

トホホのままホテルに帰還するのでした。

 

 

夜ご飯もガイドさんと2人で行きます。この日はまさかのケンタッキーフライドチキン‼︎

日本にもあるじゃん!って思ってけど、なんと近くにファミリーマートもある(笑)マレーシアの片田舎であの入店の音楽を聴くとは...

世界が狭いんだか日本のコンビニが強いんだか。

 

でもケンタッキーはおいしかったです。日本のと違いましたし。

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思えば、料理が合わないといけないと思ってくれたガイドさんの優しさなのかもしれません。

ボウズば心を偏屈にしますね😫😫

 

 

ご飯を食べてコンビニでおやつを買って早々に寝支度をしてびっくり!

手がこんなになってました。f:id:chobitaku:20171218225751j:image

やけどレベルの日焼けです。なんなら耳の後ろと鼻の頭も日焼けで水ぶくれみたいに。

あちゃーマレーシアの日差しなめてましたわ。

からだも火照って暑くて眠れないし、ホテルのクーラーの効きも悪いし、いつの間にかマラリア持ってるかもしれない蚊に刺されてるし、ガイドさんちょっと気が立ってるかもしれないし。。。

 

半分やさぐれた気持ちと、あと2日あるからがんばろ!って言う気持ちのままマレーシア3日目を迎えることになるのでした。

 

つづく!