さかなのたまご

釣りのウデもたまごレベル

天龍 SWAT 107ML を使ってみた

〜曲がる竿っていいね☺️〜

 

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天龍・SWAT 107 MLを使い始めて約1年経ち、ある程度キャストをし、少ないながらも魚をキャッチしたので自分の使用感を記録しようと思います。

 

使用回数は約30回、釣った魚は

ヒラスズキ 75cm

スズキ 15匹くらい(max 91cm,ave 約65cm)

クロダイ 40cm

ウグイ 60cm

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となっております(少な!)。

 

スペック

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写真で失礼、こんな感じです。

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一番グリップに近いガイドがダブルフットなのもお気に入りの点です。

 

組み合わせ

リールはダイワ16ルビアス3012H

ラインはPE1.2号

です。10f長のロッドで、かつ軽量ロッドでもない(長さを鑑みれば妥当かと思いますが)ので、大きめのリールと合わせました。

 

キャスト感

使えるルアー表示は10g〜35gとなっています。自分の上限はジョインテッドクロー148F(33g程度)でした(2019年1月現在)。

小さいウェイキーブー(30g)やペニーサック・モッカ(28g)も多用しました。うまくベリーに重さを乗せれば飛ばせます。しかし、快適かと言われればそうではなく、もっとパワーのある竿の方が重い かつ 空気抵抗のあるルアーは飛ばしやすいかと。反面20グラム前後のミノーやジグ系の空気抵抗の少ないルアーならば30g overのルアーでも飛ばしやすいです(もちろんペンデュラムキャストです。僕は基本的にどのルアーでもタラシは長めのキャストをしています)。

この竿は今流行の高弾性、ファストテーパーのカリカリロッドではなく、レギュラースローのモチモチした竿だと思います。なので、ファストテーパーの竿に比べたら投げやすいと思いました(Gクラフト モンスターサーフとの比較)。多少リリースの瞬間がズレてもそこまで失敗したキャストにはならない。ただし、モンスターサーフで上手に投げれた時よりも飛距離は落ちるかなという印象です。個人的にはキャストを選びにくいSWATの方が好みという感想。

曲がる竿ですが、キャスト時にティップがブレてしまう事は無いと思います。しっかり止まってくれます。

 

この竿の購入の当初の目的は、新島のサーフからヒラスズキ釣りでした。実際サーフのような後ろに何も無いところではペンデュラムキャストも気持ちよくできました。

さらに、村岡昌憲さんがよく10f台のハイローラーをよく使っているのをマネして富山の河川でもSWATを多用しました(清流域は除く)。やはり、後ろに竿を曲げるスペースがあればとても使いやすいです。飛距離も稼げます。しかし、後ろに何かあるとキャストしにくいです。理由は曲がるから。テイクバックで後ろにも結構曲がるので後ろになんかあるととても引っかかります。パームスのショアガン96M+のテイクバックで引っかからなかったアシに引っかかりました。ま、これは当然適材適所、使う場所によって竿やルアーを選ぶのが大切かと。

 

リトリーブ

巷では「竿には感度が重要だ!」的なことがよく言われますが、僕自身の感度が悪いせいか、イマイチこの感度というものが理解できません。リトリーブの水の抵抗の違いは竿でなくリールで感じる事はありますが、竿では(僕は)わかりません。竿の感度ってなに?と日々思っております(笑)。よってリトリーブについては何も言えませぬ。。。

 

ファイト

まず、自分が体験した印象深いファイトを振り返ってみます。

1.新島、所々根が入っているサーフでフルキャスト先で75cmのヒラスズキがヒット。ドラグはキツキツに締めていて(お恥ずかしながら前の晩にリールを水洗いする時に締めたままでした)、本当に1mmも出ませんでした。竿はバッドからフルベントしていましたが、魚はエラ洗いなどせずすんなりと寄せられました。波に乗せてキャッチしてみてビックリ、あれほどガチンコファイトをしたのにフックはわずかに曲がっただけでした(ST46の#4)。

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真ん中のフックです。

2.富山河川の下流域、足場は岩が入っている状況。夜明け直前にかなり強いスズキをかけ、なんとか足元まで寄せる事は出来ましたが、最後に下へのツッコミを食らい、ドラグが出てPEを岩に擦られてブレイクしてしまいました。。。

 

この二つのファイト、結果としては対照的になってしまいました。何が原因だったのか今考えてみれば、2の方は下流域でスペースがあると思ってドラグをそこまで強くしていなかったんですね。身切れでバレるのもいやでしたし。しかし、それ以降、SWATを使うときはドラグを強めに設定してみました(秋のハイシーズンということも加味して)。そうしたら意外とバレない。引っ張り合いになったらエラ洗いさせないように注意しつつ、ちょっと強引に引っ張ってきても意外と身切れやランディング直前の抵抗とかでバレない。もちろん、バイブレーションなんかでかけたらジャンプされたら結構バレます。こればっかしは竿のせいじゃなくて自分のウデですかね。飛ばさないように竿を寝かしてファイトしたりドラグを最初は弱めにしたりと工夫している最中です。

 

 また、10fという利点としては、足元の障害物に突っ込まれた時は、竿を突き出すことによって、突っ込みをある程度止めることができるという点です。長い故、これはアドパンテージになります。

 

今現在僕が言えることは、竿は曲がるけれども、弱い竿ではなく、むしろ曲げた方がパワーがでるんじゃねぇの?ビビらずに曲げ込む方が取れた魚いたんじゃないの?曲がる竿の方が魚の動きに追従し易くバレにくいんじゃねぇの?という感想です。要は、竿、糸、スナップ、フック、などのうちどこで一番魚の力を受け止めるかが大切なんではないかと考えている最中です。

 

いかんせん釣りあげた数がまだ少ないので、今後もっと使い込んで竿に合ったファイトを模索したいです。

 

注意点

ジョイント部が緩みやすいです。定期的にチェックしましょう。

 

総合的に

使用して約1年ですが、買ってよかったなと思えるロッドです。メイドインジャパンのメーカーのフラッグシップモデル、値段もべらぼうに高いわけではない(それでも僕には高級だけども)、あまり使ってる人もいないなどなどお気に入りです。

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サーフでですが、ML表記のロッドで良型のヒラスズキを釣ることができたのは何より嬉しかったです。

富山では是非次の秋もモンスターシーバスをかけてMLロッドの本気を感じたいと思っております。

そんな風に使い続けていきたいと感じさせるロッドです。