さかなのたまご

釣りのウデもたまごレベル

竿を買う

 

つい先日、竿を買いました。その竿とは、

天龍 SWAT 107 ML

です。

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なぜこの竿を買ったのか自分の苦悩の歴史を、誰も興味がないだろうけど、振り返ってみます。

 

まず僕は基本竿とリールがあったら、リールにお金をかける派です。なぜならリールはマシンだからです。リールを買うときは予算内で一番高いのを買って、なんかあった時には、「このメーカーのこの値段のリールはこんな使い方でこんな風になる」というある程度の目安になると思っているからです。そうすると、次のリールを買うときに、その時の自分の使用状況を鑑みてどのくらいのリールを買おうかなーとある程度狙いを定められると思っているからです。あとは一番高いのを買っておけばとりあえず後悔はしないからです(笑)

 

 

だがしかし竿ってそうはいかない印象しかありません。だってそもそも値段もピンキリ、その上テーパーやらアクションやらガイドがSicだのトルザイドだのアルコナなんとかだの...と十人十色。もうわけわかめ

実際釣具屋で手にとって確認すべしと人はいうけど、じゃあ手にとってピクピクティップを揺らしてみたり、脇にグリップを挟んでみたりするけども分かることと言ったらああ、この竿あんまりティップ揺れないなとかああ、この竿グリップが脇に挟まるなってことくらい。

最近はお店の人がティップもって実際曲げてくれるけれども、それでわかるのって竿が曲がった時の印象ですよね?それってじゃあヒットした時の竿の曲がりですよね。

おお、なるほど、これはすごいこんなに力込めないと曲がりきらない、意外と粘る竿ですね!

ってわかってもじゃあキャストとかリトリーブな感じはわかりませんな。だってルアーフィッシングってキャストリトリーブの方がやってる時間長くね?

試投会とかやってるじゃん!行けよ!

って思う人いらっしゃると思います。当然行ったらよくわかると思います。でも試投会に行ってまでそこの竿買わないとかなんか申し訳ないし、そもそも試投会近くでやってないし。

好きなメーカーで買うのもアリでしょうが自分は竿をついてはそういったコダワリもない。

竿を選ぶにはメーカーの好みがあった方がよっぽど楽だと思おます。だって好きなメーカーから欲しいor用途に合った竿を選べばいいのですから。

ネットのインプレは?

ふむふむ、確かにこんな感じなんかーってわかります。けど、人によって言ってることが180°違いますし、やっぱりメーカーの方の謳い文句は誉め殺しに見えてしまいますし、第一インプレの方と自分じゃ体格も装備もフィールドも違うじゃん!と、読めば読むほどその竿が分かんなくなってしまいます。

 

てな訳で自分は竿については小学1年生並みの知識しかなく、今まで買った竿もソルトルアーに関しては本格的なシーバスロッドは1本、なんでも海のルアー竿1本(正体はヒラメロッド)くらいで圧倒的にスズミの竿なのです。だって安いんだもん。ライトゲームの竿も、ナマズのベイトロッドもトラウトの竿もスズミやスポーツラインの竿。釣れればいいんだ!って感じ。

 

そんな僕も最近釣りの交流の輪が広がりました。特にシーバスと海外釣行の友達が増えました。驚きました。皆さん、竿についてのロジックを持っているのです。

会話していても

あの竿は曲がりが〜〜だから〇〇みたいなときによくって、✖️✖️は苦手だよね!

みたいな。

は!っとしましたよ。だって僕はカリカリっぽい感じの竿は冬〜春の軽いシーバス掛けやすくて、モチモチっぽい竿は夏〜秋の元気なシーバスとファイトしやすい

くらいしか考えてなかったし、なんなら富山ではほぼヒラメロッド(ショアガン96M +フラットフィッシュエディション)をショアジギ兼シーバス兼投げ釣り兼サビキ兼ついにはナマズにまでなんでも使っていたからです。

なんてこった!みんなそんなに竿を買えるほどお金あるんかい!

って思いました。

冗談はさておき、そんなみなさんに刺激されてまじめに竿を勉強しようと思ったのがちょうど1年ほど前。

ふむふむ、テーパーとはこう言うことで、アクションとはこういうことで、ガイドの素材はこんな違いがあるんかい...

 

一通り勉強しました。そんでもってじゃあ竿買ってみよう!という時になって僕は気がついたのです。いくら知識がついても自分に合う竿を数多から選び出すなんて自分には無理なことに。これにも衝撃でした。スペックとして全て記載しているメーカーもあればなにか欠けてるメーカーもある。このメーカーのレギュラーテーパーはあっちのメーカーと比べるとレギュラーファストに見えるなどなど。もうね、情報の洪水です。溺れてます。誰か助けて!って感じ。そこに救いの手を差し伸べてくれたのは富山で知り合った釣りの先生でした。

 

その方はハタハタパターンの時にGクラのモンスターサーフTRを貸してくださったのです。1日振ってみて、魚も運良くかけられて感動しました。この竿すごい(値段も含めて)!もうね、初めてでしたね、竿で感動するって。ルアーは飛んでくし、感度もいいし、魚かけたらジェットスキーみたいに水面滑ってくるし(65センチくらいのスズキが)。いやはや、こんな竿欲しい!ってなりました。実際に使うって大切ですね。特にシーバスみたいに日々の釣りに使う竿は!

 

そんでもって、自分の竿探しの方向が定まりました。長くて飛距離が出る竿!って。

とりあえず10f以上でいわゆるミドルクラスの竿を探し始めました。ミドルクラスにしたのは、そろそろ僕もステップアップしてもいいなって思ったからです。

いっぱい出てきましたね。ヤマガやらダイワやらテイルウォークやら...

最終的に心惹かれたのは

gクラフトのモンスタージェッティ102SR

天龍のスワット107ML

でした。最初はモンスタージェッティ買うつもり満々でした。しかし、スワットを見ているうちに、僕的に心惹かれるワードが出てきました。それは 曲がる という事です。

僕は昔ペナンペナンの万能小物竿でハゼ釣りしたり、ペナペナのトラウトスピンを曲げてセイゴ釣ったりするのが好きだったんですね。シーバスロッドも、シーバスを始めた頃は今主流のファストテーパーギンギンワッショイみたいな竿よりも、グイーンって曲がるモチモチ竿が好きだったんです。何を隠そうそういう竿であるティムコのジャンピングジャックJJ86S River specが僕のはじめての本格シーバスロッドだったからです。たまに実家に帰って釣りに持ってくと、やっぱいいなーって思ってました。

しかもまわりがgクラフト 使ってる人多くて、なんかみんなと同じじゃつまらんとも思ったし。

天龍の中ではフラッグシップモデルだというのも決め手でした。だってメーカーのトップの品なんてなかなか使えないし。

 

そんなこんなで冒頭のスワットを購入したわけです。

このブログを書いている現在、まだ実釣は行ってませんが、後悔はないです。

 

 

長くなってしまったので最後に。

竿を買うときは難しく考えずに、好きな要素できめてまえ!気に入ったらアバタもエクボや!

 

未来の自分と誰かの役にたちますよーに。

 

おわり