ハチジュウアップ再び
2019/11/30(土)
先週崩した体調も復活し、夕まずめを狙って出撃。
河原を歩くと、至る所に鮭の骸があって、それを鳥が啄んでる。東京出身の自分としては、こんな生活圏のすぐそばでTVでしか見たことのなかったような命のリレーが行われていることを再確認して、
この鮭のように精一杯毎日命を燃やしているかい?
と自問自答したりしなかったり。
さて、明るいうちからエントリーを済ませて、暗くなるのをボーッと待つ。
あたりが徐々に暗くなっていくにつれ、少しではあるがベイトとなっているであろう鮎やウグイの稚魚と言った小魚が騒めき出す。
「時は満ちた」
フランキー120からスタート。
最上流部から釣り下っていく。
ルアーのアクションはドリフトがいいよ!とメディアは口を揃えていうが、正直僕にはそういったテクニックが良く分からない。けれど、今まで釣ってきたやり方を信じ、イメージしてルアーを泳がせる。
(そういえば、前はよく買っていた釣り雑誌の類を買わなくなったのも、結局は雑誌で紹介されてるテクニックがよくわからなく、だけど釣りに行って自分の考えでも(多くはないけど)魚は釣れるって分かったからかな。それに広告ばっかで面白くないし)
なんて思ってたらゴン!とバイトがあった。けど乗らず。
同じところにキャストした。2回目は無かった。
ゆっくり釣り下る。
フランキーがU字の頂点に至ったところでゴンという感触。
竿を曲げ込む。動いたのでゴミではないようだ。
ファイト開始。最初の方はなかなかの抵抗を見せたが、勝負はあっけなくついた。
魚の正体は鱸では無かった。
即リリース。
場を休めようと少し休憩。
完全に暗くなった。快晴の空には無数の星と輝く三日月。
(6年も住んでたらもう僕の中身は半分位富山なのかもしれない。最近も帰省したけど、地元の駅ですらあまりの人の多さにイヤになってしまった。渓流や海にもフラッと行けなくなってしまうんだろうなぁ)
再開。
やることは同じ。フランキーを投げて巻くだけ。だけど、それで今年は一番鱸を釣ってきた。
ある程度降りたが反応がなかったので、一旦最初の場所まで戻る。
移動することが頭をよぎり出した頃、ふと、いつもは見逃しているようなヨレを発見。
投げてみた。
巻き始めでゴン!そしてそのままファーストラン!
不意の出来事だったので、とっさにスプールを掴んだ。
ジワジワとスプールに負荷をかけていくと、幸いにも魚は止まった。
ドラグを2回締めてファイト開始。
感触としては先週のランカーと同質のものを感じたのでいい型と予想。
シャロー帯なので悠長にしてられない、ゴリゴリと巻いていく。
時たま抵抗を見せ、その度にSWATは胴から曲がるけど、柔軟に追従してくれるのでドラグを出さずとも竿で溜めていれば自然と魚は浮いてくる。
こういうことか!
SWATの良さをようやくはっきりと理解(笑)
最後は魚の動きに合わせて河原にランディング。
大きくて、それ以上によく肥えた鱸であった。
針は皮一枚といったところ。
これ以上強引にいったら身切れしてしまっただろう。
サイズは85cmと今季の自己記録更新。
そして、今年初めに立てた「ランカー2本」という目標を達成してしまった。
それにしても、ランカー近い鱸はフッコとは全然違う風格を感じて、惚れ惚れしてしまう。
(先週、今週と運が良かった。。。)
富山は本当にいいところだと再確認。
釣りといった自然もそうだけど、車があれば本当に住みやすい街と思う。(寒いのと雪はちと勘弁)
残りの学生富山生活であとどれほど悔いなく釣りができるのか。(勉強もしなければいけないし)
もうそう多くはないと思うけど、頑張ります。
竿:天龍 SWAT 107ML
リール:DAIWA LUVIAS 3012H
糸:PE #1.2+ナイロン6号
ルアー:ロンジン フランキー120(オーナー、プラッガーシングル#1/0×3に交換)