教科書と平成最後の魚たち
4月29日
最近教科書を買いました。
渓流ミノーイングの先駆けとなったチップミノーを生み出したスカジットデザインズの皆川さんの本です。
今まで我流でやってきた渓流釣りですが、とても参考になることがたくさん書かれていました。
「ルアーのカラーなんて見やすければいい。」や「どの川に行くか?がテクニックより大事だ。」「場所、時期、時刻による水温の変化に気を配ろう。」などなど、渓流に限らず全てのルアーフィッシングに通じる普遍的な考え方が色々記されており、まさに目から鱗でした。
そして、一番興味深かったのは、「ミノーはダウン〜ダウンクロスで泳がせるのが基本。」「渓流は釣り下がるものである。」という、今とは真逆のことが書かれている点でした。
自分が渓流を始めた時は、渓流は釣り上がるものだと言われていました。そして、ルアーもアップで投げてアクションをさせながら流れよりも早く巻いてくるというものでした。
この本が出版されたのは2000年、当時はダウンの釣りが基本だと考えると、なぜ今ではアップの釣りがメインになってるのか自分なりに考察してみました。
その答えの一つは今はヘビーシンキングミノー全盛の時代だということです。
2003年に発売されたDコンタクトをはじめとするヘビーシンキングミノーはアップで投げても自重故にレンジをいれられ、キビキビ動かせるので釣り上がるという文化ができたのかなと考えております。
しかしながら、いかんせん今の時期、僕は去年の夏と同じ様にアップで投げてもまあ釣れない。
雪代が入っていない様な、夏と同じ様な感じの川ではアマゴを釣ることができるのですが、それ以外の川ではほとんど反応を得ることができないでいました。
数少ない、反応を得られた場面を思い出してみると、早い流れの中というより、流れが緩く、水深もある様なポイントで早いアクションでなく、ヒラヒラとアクションさせた方がいいということに気がつきました。
そうすると、ダウンで移動距離を少なくしながらネチネチと探った方が好釣果に繋がりそうです。
そんなことを意識しつつ渓流に行ってきました。
4月28日(日)
この日は釣り下りを試してみようと思い、ルアーをいつものDコンではなく、シュガーミノー50Sをセットしてドリフト〜流れの中をステイさせるアクションを試してみましたが、全く反応を得られず。
去年の夏は良く釣れたポイントだけに、なぜこんなにも魚の姿が見えないのかまったくもって不思議です。
この奥にパラダイスはあるのか。。。
4月29日(月)
あまり時間が取れずに1時間の凸です。
以前イワナを釣ったポイントへ行ってみました。
ここは入渓地点の関係で釣り上がるしかできません。
信頼のDコンをセットして釣り歩くと、ここぞというポイントではイワナのチェイスが見られました!
気温の上昇に伴って活性が上がっている様で、チェイスの数が以前と桁違い!
ですがなかなか口を使ってきません。
スレているのかそこまで活性が高くないのか。
水深があるところでDコンを流れに乗せながらエギの様にアクションさせると待望のヒット!
今回はちゃんと写真におさめることができました!
どんどん進んで、最終地点の堰堤下に着きました。ここでも先ほどと同じ様にしてイワナを1匹追加することができました。
平成最後を美しいイワナで締めることができて良かったです。
令和もできる限りフィールドに出かけて、色々な魚に出会っていきたいです。
竿:メジャークラフト ファインテールFSX–502UL
リール:シマノ soareBBC2000SSHG
糸:PE 0.4号+フロロカーボン1号
ルアー:Dコンタクト50、シュガーミノー50s