2019渓流総括
渓流2年生の今年は3月1日の解禁日から富山の渓流釣りを満喫しました。
夏以降は学生の本分である勉学や所謂就職活動的なものが忙しく、去年ほど渓流には行けなかったのが残念ではありましたが、3月から7月半ばまでの春〜夏に渓流に足繁く通うことで、初春のまだ雪の残る寒い山、新芽が芽吹く心地よい山、初夏の生き物に溢れる生き生きとした山と季節の移り変わりを肌身をもって感じることができ、釣りと風景と両方で楽しめたシーズンでした。
3月の解禁日にはなんとか小さなアマゴを釣ることができたのですが、そこから2ヶ月くらいはボウズ続きで辛い時期でした。去年の初夏から渓流釣りを本格的に始めた僕にとっては、何がいけないのかを修正するのに必死でした。
水温を測ってみたり、瀬やプールやなんやらかんやらといったポイントをくまなく釣ってみたり、水の色をポイント毎に記録してみたり、気温と雪代の関係を考えてみたり。。。
素人なりに考えまくってみましたが、結局なかなか釣れずに5月になってしまうという笑
ひとつだけ掴んだことといえば、この時期はスプーンをゆっくりボトムを転がすように使ったら好反応を得ることができたということです。ミノーを散々通しても出なかったところにスプーンをゆっくりじっくり転がせたら1発でバイトをもらえるということも何回か経験しました。
これをヒントに、Dコンを同じようにゆっくりじっくり、時にエギングのようにシャクる、というアクションを試してみたところ、結構救われることが多く、これが5月以降も好反応を得ることができる、一つの自分の中での引き出しとなりました。
5月以降は渓流シーズンといったところで、小さい魚からまあまあの魚まで沢山(自分の中では)釣ることができたと思います。
どんなルアーでもそれなりに反応がもらえる時期だからこそ、様々なルアーを試したり、同じルアーでもフックチェンジしたものやカラーの差、アクションの差など魚からのレスポンスがすぐに答えとなって帰ってくる楽しい時期でした。
特に自分が力を入れたのは、Dコンをもっと使えるようにならないかな、ということでした。
アップに投げても何してもよく釣らせてもらえる素晴らしいルアーですが、先のじっくりしたアクションでも使えるということ、さらにはダウンの釣りでも飛び出すことなくちまちまと泳がせ続けられること、本当に一つで様々な使い方ができ、一層ポテンシャルの高さに驚きました。
ダウンの釣りで思い出しましたが、ダウンの釣りを覚えてから格段に釣果は上がりました。
アップで通しても無反応でも、ダウンで探り直したら出ることが多々あり、これも引き出しが増えて嬉しかったです。
フックもトリプルフック×2本一辺倒でしたが、針を外す手間や意図せず魚を殺めてしまう(美味しく頂けるのですが、小さい魚だとちょっと心が痛い)こともあり、リアフックだけシングルフックも導入してみました。
泳ぎの面では、泳ぎが大きくなり、早い流れの中では浮き上がりやすくなったかな?という印象はありましたが、そこはロッドの動かし幅を気をつければ気になりませんでした。それよりもトリプルフックよりも根掛かりが少ないこと、それ即ちキャストもキワキワを狙えたり、岩などのキワキワに流せたりというメリットの方が多く感じられました。
トリプルフックよりもフッキング率が落ちるのではなかろうかという不安もありました。事実、僕のウデがないというのを鑑みても多少バラしは増えたかな?という印象です。ただ、それなりの大きさの魚に関しては、シングルフックにもしっかりフッキングしていましたし、フロントのトリプルフックにかかった時はリアのフックが鰓や目玉にかかることもなく、余計な傷を増やすこともなかったのでよかったのかなと思っています。
ただ、これは一回の釣行で数が出るトラウトフィッシングだからバラしてもまあいっかと思える節があったのも事実で、例えばシーバスフィッシングのように、1匹の価値が時間的、労力的にも重くなる釣りにおいても潔くシングルフックを導入できるかというと、今の僕はそこまでのメンタルを持ち合わせていなさそうです笑
無論シーバスフィッシングでも例えばトリプルフック×3のようなルアーはこれから秋にかけてスタメン起用が多くなるのですが、やはり不本意に傷を増やしてしまうとうーんといった気持ちになることもあるので考えどころではあると思っています。
シングルフックとトリプルフックのこの手の話題には個人的見解も様々あり、一様にどちらがどうと決めつけることは難しいと思っているので、今年はシングルフックのルアーもいくつか準備して秋のシーバスを楽しもうかなと思っているところです。
おっと話題がそれました。
今年の初めに渓流釣りの目標として、尺サイズの魚を1本釣る!という目標を掲げたのですが、残念ながら3ミリ足らず目標達成とはなりませんでした。
むーん、悔しいです。
ただ、まだ挑戦できることは喜ばしいことなので、来年以降もじっくりと取り組んでいこうと思います。
最後にはなりましたが、今年も事故や怪我等なく、無事に渓流釣りを楽しむことができました。ありがとうございました。